夏のワークショップ続々。いましかできないコトを体験しよう
夏休みは、特別な学び体験のチャンス! 子どもたちの自由な感性と、研ぎすまされた五感をフルにつかって、まだ見ぬワクワクに出合おう。この夏開催予定の、注目のワークショップを4つご紹介。
【その1】
二子玉川ライズを舞台に
「宇宙」に触れる体験型イベント
「宇宙」をテーマに、さまざまな展示や体験コンテンツを通して子どもたちの知的好奇心を搔き立てる、2022年夏休みイベント。二子玉川ライズ全体を「宇宙」に見立てて、展示・体験コンテンツをはじめ、宇宙業界に携わるゲストや科学コミュニケーターの方から貴重な話が聞けるトークショーや、プログラミング体験や工作をはじめとするワークショップなど、1週間にわたって多彩なプログラムが組まれている。詳細はURLでご確認を。
【その2】
越後妻有「大地の芸術祭」
生まれ変わった廃校でアートなワークショップを
トリエンナーレとして3年おきに開催されている、新潟・越後妻有「大地の芸術祭」。アートを道しるべに里山を巡る新しい旅の提案は、日本の美しい原風景と溶け込む現代アートの数々に触れられるとあって、世界中から注目を集めている。昨年のコロナ禍による延期を受け、この夏いよいよ開催決定し、嬉しくも通常より長い会期が設けられた。芸術祭の会期中、ぜひファミリーで参加したいのが「奴奈川キャンパス2022夏プログラム」。舞台は、リノベーションされて生まれ変わった廃校となった小学校。日大藝術学部の学生達と一緒に制作する巨大彫刻に挑戦したり、動き出す虫のロボットを作成したり。また地元の農業女子サッカー実業団「FC越後妻有」のサッカー教室もラインナップ。豊かな自然のなかで、子どもの五感を刺激する体験をぜひ。
【その3】
大阪中之島美術館×グラフようちえん
子どものためのラーニングプログラム始動
今年2月にオープンしたばかりの美術館『大阪中之島美術館』では、この夏から子どもの五感をフル稼働させるワークショップ「ナッカキッズ」が本格始動。子どもたちがお手本や教科書から離れて、からだじゅうに備わる創造力を自由に羽ばたかせる活動は、今年度3回に渡って実施予定。夏休み中に開催される第1弾は、大阪を拠点に活動するクリエイティブユニット「graf」が主宰する「グラフようちえん」とタッグを組んだ音のワークショップ。廃材や身近なものから新しい音を作り出してみよう。これまで出合ったことのないワクワクのサウンドに出合えるかも!?
【その4】
日常に隠された不思議を発見!
小島よしおと、ライブでつながろう
夏休みの科学の祭典「こども科学博」をスタートさせた稲盛財団が、パンデミックの中でも「子ども達が不思議を見つけて、自ら深め、連鎖的に増やすこと」を応援するため、2020年にキッズ参加型のウェブサイト『キヅキランド』をオープン。このウェブサイトは、日常の何気ない風景動画を観察し、不思議に思ったことや発見したことを子ども自らが画面に書き込んで、他のひとと共有することができるという画期的な“メモれるムービー”。9月のオンラインワークショップでは、いま小学生に大人気の芸人、小島よしおがキヅキセンパイとして登場。科学コミュニケーターの本田隆行と共にYouTube Liveを盛り上げながら、子ども達のキヅキにリアルタイムで反応してくれる。家にいながらにして参加できる、新感覚のワークショップ。
text: MIKI SUKA