ノスタルジックな城下町や自然豊かな里山、蛍が集まる静かな集落。私たち日本人が忘れかけていた原風景は、現代の子どもたちの目にはどのように映るのだろう。NIPPONIAは、失われつつある日本の豊かな郷の風景を、まるごとホテルとして再生させた滞在スタイルで注目を集めている。例えば、集落の歴史的建物でチェックインをし、その地に精通したホテルスタッフが地元の文化的スポットや温泉、絶景の場所を案内してくれる。宿泊は、地域に点在する古民家や文化財を保存再生した、閑寂で美しい空間で。歴史ある邸宅や長屋、酒蔵などに寝ることは、子ども達にも初めての体験だろう。

ディナーには、その地で採れた山菜やジビエ、また地域に伝わる伝統料理や調理法を取り入れたフレンチがいただける。訪れること、泊まること、食すこと……そのすべてが訪れる地域と結びついている、新しい旅のスタイルだ。コロナ禍で、リアルな体験から遠ざかっていた子ども達にこそ、見ること触れることの豊かさを味わう絶好のチャンスかもしれない。

この夏のNIPPONIAには、家族で体験できるアクティビティが、豊富に用意されている。まだ見ぬ地域を家族で巡ったり、職人と伝統工芸に打ち込んだりと、プライベート感あふれるステイが残してくれるものはきっと、「日本って、なんかやっぱりいいね！」っていううれしい再発見なのかも。

「篠山城下町ホテル NIPPONIA」では、趣ある丹波篠山の城下町と緑豊かな田園風景を駆け抜けるサイクリング体験を。地元を熟知したガイドが、体力や希望に沿ったコースを提案してくれる。

400年続く城下町全体をホテルにした「篠山城下町ホテル NIPPONIA」は、兵庫県の中東部の丹波篠山に。明治前期に建築された邸宅や、江戸末期に建てられた歴史ある長屋など、趣はそのままに美しくリノベーションされた。一棟貸切で泊まれる客室も。

千葉県香取市の重要伝統的建造物群保存地区にも指定される佐原の町並み。約600年前から小野川沿いに宿場町や商業都市が形成されるこの地域に、「佐原商家町ホテル NIPPONIA」が点在する。

江戸、明治、昭和初期に建てられた歴史ある名家の邸宅や商家が、改修されて客室になった「佐原商家町ホテル NIPPONIA」。

「佐原商家町ホテル NIPPONIA」では、食育の一環でもある収穫体験や乳しぼり体験に参加可能。家族で収穫した食材は、特別メニューとしてディナーにも登場する。

東京から2時間で行ける、愛媛県大洲の城下町にある「NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町」。蔵やかつての豪商の邸宅などが、センスあふれる宿泊空間に。

「NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町」では、鵜飼観覧など歴史ある文化体験にも触れることができる。

「NIPPONIA HOTEL 竹原 製塩町」では、地元の職人から教わる伝統の竹細工を体験できる。