美しさも豊かな自然も循環させるシャンプー〈Kruhi〉が誕生
ー家族みんなが満足のできるシャンプに出合いたいー。俳優・井浦新さんと妻のあいさんは、成長していく子どもたちと歳を重ねていく自分たち、さらには地球環境にとって納得のできるシャンプーを探していた。成長期特有の頭皮の匂いを取り払い、大人の敏感肌にも優しく、女性の髪もしっとりサラサラに仕上がる。そんな理想のシャンプーを模索中、気がついたら自宅の浴室がボトルだらけになっていたという経験も。徐々に思いが強くなり、井浦さんご夫婦は昨年に思い切って起業し、100%自然由来のシャンプーを自分達の手でプロデュースした。
9月に発売を開始したシャンプー&トリートメント〈Kruhi〉には、来る日(明日・未来)が必ず良くなること、悪いことが続いた後に幸運が開けるという『一陽来復』の想いを込められている。鹿児島県南大隅町の特産品、パッションフルーツからとった蒸留水がベースで、水は一切使われていないのが特徴。使用されるパッションフルーツは、傷や成熟不良により市場に回らぬものを生産者より買い取ることで、農家を守りアップサイクルにも貢献している。
どこまでも安心で安全な製品を届けたいと、10項目のフリーを提唱する〈Kruhi〉。石油由来成分、合成界面活性剤、シリコン、合成着色料、合成香料、動物実験、合成防腐剤、遺伝子組み換え原料、鉱物油、パラベンすべてが含まれていない。1日のご褒美時間を味わってほしいと、井浦さんがブレンドした9種の天然精油が加わり、甘さと爽やかさが同居する香りも豊かな気持ちにさせてくれる。製品ロゴは、アメリカに住む8歳の甥っ子が担当。イラストは妻のあいさんのお母様が日本画で仕上げたという、まさに家族総出で、作り上げたシャンプーだ。
環境ともまっすぐ向き合い、製品の生分解性は5日間で98.9%と高い。さらに、パッケージには分別しやすくリサイクル効率の高いアルミ素材を使用。プラスチックの使用を極力減らし、衛生面も考慮してリフィルもポンプのみ付け替えるアルミボトルだ。そして、収益の1%が、環境保護活動団体に寄付される。自然に寄り添った成分のみを使用し、さらにリサイクルもアップサイクルも考慮。井浦さん夫婦がプロデュースしたシャンプーは、家族みんなの健康と美しさが、自然環境と一緒に未来へとつながるものになりそう。
text: MIKI SUKA