イルカと泳ぐトレーナー体験プログラムが始動
都心から2時間ほどの千葉県鴨川市。太平洋に面した海洋レジャーランド「鴨川シーワールド」は、日本を代表する水族館として、日常生活では出会うことのできない海の生き物たちと触れ合える場所として長年人気を集めている。約800種、11000点もの海の動物が展示される、大規模な水族館だ。中でも、海の世界をリアルに再現した展示環境の中で、生きた珊瑚の中を色とりどりの魚が泳ぐ姿や、海の王者とも呼ばれる巨大なシャチや愛らしいイルカの運動能力を間近で見られるパフォーマンスは圧巻。
そんな「海の世界との出会い」をコンセプトにし、ありのままの生物の姿を見せてくれる同館で人気を集めているのが、「イルカと泳ぐトレーナー体験プログラム」。4年ぶりの開催となった今年6月に続き、この10月、再び小学校5・6年生を対象としたトレーナー体験プログラムとして開催決定した。実際にイルカとふれあうことで、日常では接点の少ない海の生き物への興味や好奇心をより育んでもらうことを目的とするプログラム。イルカの生態や特徴のレクチャーを受けたあと、調餌(エサづくり)や給餌(エサやり)、健康管理の為の心拍測定等など、日々トレーナーたちが業務として行っている内容を間近で観察・体験することができる。
クライマックスは、ウエットスーツを着用して実際にイルカプールに入り、泳ぐイルカたちへのサイン出しを体験したり、水中で直接ふれあえること! 大人気の白イルカ、ベルーガにタッチや記念撮影などもできるなど、充実の内容だ。「ジュニアトレーナー」として間近で海の生き物に触れることは、子どもたちにとって生命の大切さを知る豊かな体験になるはずだ。
text: Miki Suka