〈アニエスベー〉、『誰がマイクロプラスチックを食べているの?』展が開催中
フレンチシックなエスプリを感じる、パリ発のブランド〈アニエスベー〉。ファッションブランドでありながら、自然環境保護の一環として海洋保護の活動にも力を入れている。その活動の一環として、9月29日(日)まで、展覧会『誰がマイクロプラスチックを食べているの?』が、東京・青山のアニエスベー ギャラリー ブティックで開催されている。
〈アニエスベー〉の創設者であるアニエス・トゥルブレは、2003年にフランス初の海洋に特化した公益財団法人、タラ オセアン財団を設立。財団は、海洋の生態系に関する科学研究を進めたり、気候変動や生物多様性の保護に力を入れている。日本では、一般社団法人タラ オセアン ジャパンが2016年に設立し、2020年には、日本沿岸のマイクロプラスチック汚染に焦点を当てたプロジェクト、Tara JAMBIOマイクロプラスチック共同調査がスタートした。
展覧会では、この調査で3年間に採取されたマイクロプラスチックのデータが詳細に展示されている。プラスチックの大量生産が始まった70年前から現在に至るまで、海に流れ出たプラスチックごみのほとんどは、その行方が未だに解明されていないという。そして、腐らない特性をもつこれらのプラスチックは、半永久的に地球上のどこかに存在し続けるーー。
アニエスベージャパンやタラ オセアン ジャパンおよびパートナー企業と共同で実施するビーチクリーン活動を通じて、普段は見えない、または見えないふりをされてきたプラスチックごみの存在を可視化することで、海洋プラスチックの問題を、改めて私たちに投げかけている。海に囲まれた島国だからこそ、親子で知っておきたいひとつの環境問題に触れるる良い機会となりそう。
会期中、〈アニエスベー〉渋谷店3Fのカフェでは、9月11日(水)から10月8日(火)まで、『Sailor’s eyes:タラ号クルーの視点』と題して、タラ号に乗船したクルーが撮影した写真が展示される。また、子どもたちが海洋環境をテーマに描いた『タラ号ポスターコンクール 2024 受賞作品展示』も同時開催するほか、タラにまつわるアイテムを一部のアニエスベーショップ、アニエスベー公式オンラインブティックで順次発売。収益の一部はタラ オセアンの活動に役立てられる。
〈アニエスベー〉の名作アイテムとも呼べる「カーディガンプレッション」が、海を連想するネイビーカラーで登場するほか、タラ号のTシャツやキャップ、キーホルダーなどがラインアップするなど、関連イベントにも是非注目を!