オーガニックコスメブランド〈ヴェレダ〉が、地球のお肌もケアするイベントを開催
千葉県木更津市の広大な敷地に、2019年11月にオープンしたサステナブルファーム&パーク「KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)」。ここは音楽プロデューサーの小林武史が、2010年から自ら荒野を切り開き作り上げた、循環型農業の体験施設だ。農業を通じて食・アート・循環に触れることができ、おいしさや心地よさを感じることで、人間が自然と共生していくことの大切さを体験できる場所。
「KURKKU FIELDS」では、太陽光発電、古材の再利用、生ゴミや家畜の排泄物の堆肥化、微生物や植物の浄化作用を活かした循環型濾過措置など、サステイナブルを実践する取り組みが行われている。敷地内には、草間彌生のオブジェがあったり、レストランやシャルキュトリー、宿泊施設までが備わっていて、子ども達と自然に触れながら休日を過ごす場所としても人気を呼んでいる。
この秋には、ファッションデザイナーの皆川明が監修した“創る暮らしを体感するvilla”「COCOON」もオープン予定。繭の形をした7棟の客室と、共同キッチンやレストラン、サウナ小屋が点在するエリアでは、大地の味を大切にする料理人・原川慎一郎の料理イベントなども今後計画されている。
9月29日からは、「健やかな土壌を守る」という同じ志を持つ、オーガニックコスメブランド〈ヴェレダ〉とのコラボレーションイベントも実施予定。〈ヴェレダ〉は、100年以上もの歴史を持つコスメブランドとして、サステナブルな未来を実現していくため、土壌保護を目的とした「Save Earth’s Skin Project」というグローバルプロジェクトを発足した。土壌を「地球の肌(=Earth’s Skin)」ととらえ、自分の肌を労わるように土も大切にしてほしいという思いを込め、「KURKKU FIELDS」では、地球への感謝や土壌の大切さを、ファミリーで学ぶことができるアクティビティを展開する。
昨今、あたり前のように聞く「サステイナブル」という言葉。この特別なツアーを家族で体験・学習し、本当の意味や目的を知ることで、きちんと「自分ごと化」することにもつながりそうだ。
text: MIKI SUKA