ポーラ美術館にて、キッズのための鑑賞会 & ネイチャーウォークが開催!

箱根の涼やかな森にたたずむ「ポーラ美術館」で、五感を使って楽しむ、夏のキッズプログラムが今年も開催される。2025年8月9日(土)、恒例となったこのイベントの今年のテーマは「キッズ おしゃべり鑑賞会 & ネイチャーウォーク」。アートと自然、どちらもたっぷりと味わえる特別な一日だ。イベントは、午前と午後の2部制。どちらか一方の参加も可能で、家族のスケジュールに合わせて気軽に楽しめるのも魅力。

午前は、「ポーラ美術館」の学芸員とともに、展示室を巡りながらアートを“おしゃべり”で楽しむ鑑賞会へ。自由な発想で作品を見つめ、感じたことを言葉にし、互いに共有する時間は、子どもたちの感性と表現力を育んでくれる。午後は、箱根ビジターセンターのガイドと一緒に「森の遊歩道」を探検。ブナやヒメシャラが茂る木立のなかで植物を観察し、自分だけの「植物かんさつブック」を作る。

現在、ポーラ美術館では、フィンセント・ファン・ゴッホをテーマとした展覧会「ゴッホ・インパクト―生成する情熱」と、英国サフォークを拠点に活動する気鋭のアーティスト、ライアン・ガンダーによる、「ライアン・ガンダー:ユー・コンプリート・ミー」が開催されている。

フィンセント・ファン・ゴッホ《草むら》1889年、ポーラ美術館

フィンセント・ファン・ゴッホ《アザミの花》1890年、ポーラ美術館

《閉ざされた世界》(部分)2024年、Courtesy the artist and TARO NASU, Tokyo. 撮影:中川周

《君が私を完成させる、あるいは私には君に見えないものが見える(カエルの物語)》2025年、Courtesy the artist and TARO NASU, Tokyo. 撮影:中川周

“自然と美術の共生”をテーマに開館した「ポーラ美術館」。印象派から現代アートまで幅広いコレクションを持つこの美術館では、四季の移ろいを感じられる森の遊歩道とアートの世界が一体となった体験ができる。また、美術館は、中学生以下は入館無料。子どもたちに、芸術をもっと身近に感じてもらいたいという想いが込められている。夏休みの自由研究にもぴったりなこのプログラム、夏の思い出づくりに、ぜひ親子で訪れてみては。

【イベント概要】
アートでおしゃべり!自然にワクワク! 五感で楽しむ夏のキッズプログラム

日時:2025年8月9日(土)10:30~15:00
[午前の部]キッズ おしゃべり鑑賞会 10:30~12:15(10:00 受付開始)
対象:小学校3年生~6年生
[午後の部]キッズ ネイチャーウォーク 14:00~15:00(13:30 受付開始)
対象:3歳~中学3年生 ※未就学児の方は保護者の方とご一緒にご参加ください。

定員: 各回児童30名
会場:ポーラ美術館 講堂、展示室、遊歩道
受付:1階チケットカウンター前
参加費:無料(中学生以下は入館無料。保護者の方は1名につき入館料2,200円)

【申込方法】
申し込みは、こちらから。
申込締切:8月3日(日)

【美術館概要】
ポーラ美術館

住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285
開館時間:9:00~17:00
TEL:0460-84-2111

Text: Miki Suka