ガウディ没後100年の今、建築の情熱に触れる展覧会が開催中

建築家、アントニ・ガウディが生涯をかけたバルセロナの大聖堂「サグラダ・ファミリア」。1882年に着工し、彼の死後もなお人々の手によって築かれ続けるこの建築は、「未完の傑作」とも呼ばれ140年以上もの時間を宿している。ガウディ没後100年、そしてサグラダ・ファミリアの中心となる「イエスの塔」完成予定という歴史的な節目にあわせ、公式展覧会「NAKED meets ガウディ展」が、東京・寺田倉庫G1ビルにて3月15日まで開催されている。

本展は、ガウディ財団とネイキッドの協働により実現。サグラダ・ファミリアのオリジナル図面や、ガウディ直筆の手記・書簡、実際に使われていた制作道具など、学術的にも貴重な未公開資料を含むコレクションが一堂に集められている。これほど多くの財団所蔵資料が同時に公開されるのは、世界で初めてのことだという。注目したいのが、筆跡心理学的分析による最新研究を通して、ガウディの内面や思考の軌跡に迫る展示。造形の美しさだけでなく、「なぜこの形にたどり着いたのか」という問いを、深く投げかけた展示が特徴的だ。

会場には、大人も子どもも自然に引き込まれる参加型のアート体験も用意されている。来場者自身がサグラダ・ファミリアの一部を完成させていくインスタレーションでは、この建築が“過去の遺産”ではなく、今もなお未来へ向かって育ち続けている存在であることを、手を動かしながら実感できる。

自然のかたちに学び、祈りと構造を重ね合わせたガウディの世界。親子で訪れれば、受け継がれていく創造の力に触れることができそうだ。

ガウディ没後 100 年公式事業
NAKED meets ガウディ展

会場:寺田倉庫 G1 ビル(東京都品川区東品川 2-6-4)
開催期間:2026年1月10日(土)~3月15日(日)
開催時間:【平日】10:00~18:00(17:00 最終入場)【土日祝日】10:00~20:00(19:00 最終入場)
チケット料金:【平日】大人¥2,700、小中高¥1,900【土日祝日】大人¥2,900、小中高¥2,100 ※未就学無料
公式サイト:https://meets.naked.works/gaudi/

問い合わせ先:キョードーインフォメーション TEL.0570-200-888

Text: Miki Suka