〈LEMAIRE〉より、衣類や暮らしに香りを添えるオブジェが登場
パリ発のブランド、〈LEMAIRE(ルメール)〉が、香りと住空間の関係性を探る新たなコレクション「Objets Senteur(オブジェ・サントゥール)」を発表した。香りを単なるフレグランスではなく、“暮らしの中に置かれるオブジェ”として捉えた、どこか詩的なコレクションだ。

〈ルメール〉が着目したのは、衣服が置かれる空間。クローゼットやキッチン、リビングなど、家族が日々を過ごす場所に静かに寄り添いながら、香りと記憶を結びつけていく。慌ただしい毎日の中で、ふと深呼吸をしたくなるような時間を生み出してくれる。
コレクションは「Pomme」、「Emboîtage」、「Wood Link」、「Lavender Cushion」などと名付けられた、さまざまな素材で作られた嗅覚的なオブジェで構成。クレイやウッド、リネン、コットンといった自然素材を用い、時間の経過とともに香りを補充しながら長く使うことを前提としているのも特徴だ。

Pomme ¥84,260〜¥168,300
なかでも目を引くのが、フランスの陶芸家・彫刻家、Annie Fourmanoirの作品をもとに制作されたセラミックオブジェ。丸みを帯びたフォルムの「Pomme」は、スパイシーで温かみのある“Cardamome Terre”の香りをまとい、家族が集うキッチンやダイニングに穏やかな空気をもたらす。
また、3つのパーツから成る「Emboîtage」には、スモーキーで奥行きのある“Bois d’Ombre”の香りを採用。静かな存在感を放ちながら、自然とのつながりや、住まいの中に流れる静謐な時間を感じさせる。

Emboîtage ¥213,400
そのほか、ハンガーやワードローブに掛けて使うリネン製の「Tresse」、天然の防虫効果を備えたシダー材の「Wood Link」、ラベンダーがやさしく香る「Lavender Cushion」などもラインナップ。衣服を整える所作や、子どもたちの服をしまう時間さえも、少し豊かな感覚へと変えてくれそうだ。

Wood Link ¥30,250〜¥56,100

Tresse(3色)各¥56,100
香りとオブジェ、そして住まい。〈ルメール〉が提案するのは、“家”を単なる空間ではなく、記憶や感情、想像力が重なる場所として捉える暮らしのあり方。忙しい日常の中でも、自分や家族の感覚にそっと意識を向ける、小さなきっかけを与えてくれるコレクションとなっている。
「Objets Senteur」は、パリのエルゼビール、プラス・デ・ヴォージュをはじめ、ハンナム、恵比寿、上海、北京のフラッグシップストア、一部取扱店舗にて展開予定。
【問い合わせ先】
ルメール(エドストローム オフィス)
Tel: 03-6427-5901
Photos: TANYA AND ZHENYA POSTERNAK
Text: Miki Suka