アーティスト・松本セイジの展覧会が11月18日(金)より開催
モチーフを愛嬌のあるキャラクターとして描き出すアーティストの松本セイジ。東京・ニューヨークを経て現在長野を拠点に制作活動を行い、活躍の領域はアート、広告、デザインと多岐に渡る。今回心斎橋PARCOで開催される展覧会の軸は、ニューヨーク時代に確立したねずみの「ANDY」シリーズと、長野を拠点としてから描き始めた「DOG&DUCK」シリーズ。都会でせわしなく動き回るねずみと、野山で牧歌的な暮らしを送る犬とアヒルの姿。一見対照的に見えるけれど、どちらのシリーズも一貫してなにげない日常にある幸せを描き出そうとしている。
回廊型の展示空間には、ちょろちょろと走り回るANDYの姿も。初の取り組みとなった映像作品に加え、ペインティングや立体作品も合わせ、会場全体がインスタレーションになっている。アートとイラストという境界線を超えて幅広く活動する松本セイジの作品を、いわば全部盛りさせた展覧会のタイトルは「Fun!」。動物たちの楽しい日常を表現した作品の数々。作品に触れたあとはきっと、日常にある幸せに、いつもよりたくさん気付けるはず。
松本セイジ/アーティスト
1986年、大阪府生まれ。大阪芸術大学卒業後、デザイナーとしてキャリアをスタート。東京、ニューヨークでの活動を経て、現在は長野県の山麓にアトリエを構えて活動。主に動物をモチーフにした作品を描き、アート、イラスト、グラフィックデザインの垣根を越えて様々なフィールドで自身の世界観を表現している。これまでに東京、ニューヨーク、ロサンゼルス、ソウルなどの都市で個展やアートイベントへ参加。http://seijimatsumoto.com