
奥山由之写真展「白い光」がキヤノンギャラリー Sで開催
フィンランドの小さな町ラプアの工場で織られる〈ラプアン カンクリ〉のスカーフは、マスターズ オブ リネンの称号を持つ高品質ウォッシュドリネンが特徴。使い込むほどに柔らかく肌になじむ、素朴なハリ感を持ったリネンは、肩掛けとして活躍する大判サイズにもかかわらず、軽くコンパクトに持ち歩ける一枚。
巻き方によって異なる見せ方で楽しめるカラーコンビネーションは、フィンランドのデザインカンパニー「Mifuko(ミフコ)」によるもの。ホームグッズより極細の糸で織られた、期待を裏切らない肌ざわりは、さすが北欧の人々の暮らしに寄り添ってきたデイリーユースの名品スカーフと言えます。
世界各地の生活や文化の中で培われてきた職人技術や伝統美を取り入れた、ロス発信のブランド〈ドーサ〉。デザイナーのクリスティーナ・キムさんが掲げるオーガニック・ハンドメイド・リサイクルというコンセプトのもと作られる定番シリーズ「スタンダード・イシュー」からご紹介するのは、もともと着古した服を端切れにして縫い上げる、韓国の伝統的なパッチワーク「ポジャギ」からヒントを得ています。
カディコットンとシルクのリバーシブルスカーフは、一点一点、ステッチが異なるため、使うほどに愛着もひとしお。このストールさえあればシンプルな洋服もスタイルアップ、ずっと大切に使っていきたい一枚です。
創業明治34年の播磨の先染織物メーカー丸萬が立ち上げたブランド〈ポルス〉のラインナップには、テキスタイルマニアの琴線に触れるスカーフが勢ぞろい。テキスタイルデザイナー梶原加奈子さんによるモダンなグラフィックに、伝統のジャカード織の技術を活かして織り上げたストールは、身につけるだけで心が躍るような色使いやディテールが特徴です。
左は、一枚仕立てで織るジャカード技術によって大胆に配置された二種類の柄をあしらい、巻き方で異なる表情を楽しめます。一枚で二度ステキなデザインはカラーバリエーションも豊富。右は極細100番手の糸を使用しているため、大判ながらハンカチサイズに畳めるほどに薄手。このシーズン、バッグに入れておけば、何かと便利な一枚でしょう。
リトアニア産のリネンを使って、キッチンリネン、ベッドリネン、洋服など普段使いできるアイテムをオリジナルで揃えている〈フォグリネンワーク〉。このお店には、毎日使って、ざぶざぶ洗って、太陽の光で乾かすことで、肌馴染みのいい自分だけの風合いに育てることができるリネン製品が揃っています。
三辺は切りっぱなしフリンジであと一辺はミミを活かした大判ストール「トゥズ」は、ぐるぐるっと無造作に巻くだけで、こなれ感が出せるのが特徴。幅も広めなので、お花見シーンでも膝掛けや敷物にしたり、親子で一緒にかぶったりと、マルチに使える便利な一枚なんです。
フランス人の女性デザイナーが2011年に立ち上げた、ハンドクラフトをベースにしたストールブランド。手書き風ライン使いや格子柄をシックで素朴な色使いで表現するのがお得意です。
滲んだペイントや不揃いな格子柄に、アーティスティックなものづくりの感性を感じるこちらの正方形ストールは、大胆に染め抜いた白い半円がモチーフ。オーガニックコットンを使った大判サイズなので使い勝手が良く、大人にも子どもにも優しい、少しハリ感のある肌触りに安心感を感じます。突然の日差しや冷たい春風で不安定な春先の気候に、心地よく使えるマストストールとなりそうです。
日本のものづくりに精通しているD&DEPARTMENTと、日本有数の毛織り物産地である大阪府泉大津市に拠点を構える〈樽井繊維〉とのコラボレーションストールは、だれもが頬ずりをしたくなるマシュマロのようなやわらかさ。やさしくて軽いエアリーな暖かさで、シーズンを問わず活躍してくれそうです。
カシミヤとシルクの混率を低めにして自宅洗いができる生地、防寒から肩掛けまで多目的に使える大きめのサイズ、携帯するのにかさばらない軽く薄い素材…。何枚も欲しいと思う要素がつまったロングライフな一枚です。無染色の白のほか、黒、グレー、ネイビー、ピンクの5色展開。
1797年から変わることなく、原毛紡績からニッティングまでの過程を自社工場で行う伝統あるスコティッシュブランド。現存するタータンチェックやツイードは、この〈ジョンストンズ社〉が開発したものが多いという老舗のストールは、冬のカシミヤ素材でもおなじみです。流行がないからこそ3シーズン通して使える、薄手のタイプもワードローブに加えたいもの。
極細の糸で、カシミヤに劣らない滑らかな肌触りを実現したメリノウール100%のチェックストールは、ユニセックスな柄だからパパと共有もできます。羽のように薄く軽いけれど、しっかり機能を果たす存在感のある一枚です。
毎シーズン、独創的な世界観に心が躍る〈ミナ ペルホネン〉のテキスタイル。18SSの新作「enfants terribles (アンファンツ テリブルス)」は色とりどりの三角コーンたちが楽しげに動き回っているようなデザイン。〈ミナ ペルホネン〉ならではのテキスタイルとたっぷり取った長めのサイズで、ぐるぐる巻きも肩掛けもできる万能ストールです。お花見シーズンにぴったりの差し色アイテムとして気になります。
また、大人のお花見会の際にさりげなく身に付けたいのが、森の生き物たちがレースで表現された「forest parade (フォレスト パレード)」。スタイリングの主役になれるほどに美しいディテールを持ち合わせたレースストールは、小振りなので室内使いにも適しています。リネン製で、シックな夜桜のお供にぴったりなのです。