Lifestyle magazine
for modern family

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DATE 2018.11.06

NOVEMBER / ユーカリ

花に触れるほど、暮らしは豊かになる。〈The Little Shop of Flowers〉代表であり、自身も母である壱岐ゆかりさんが、季節の花を選び、暮らしに寄り添うカタチを提案。ルールに縛られず、肩の力をすっと抜いて。花をもっと身近に楽しみましょう。

ユーカリの爽やかな香りに誘われて

この季節になると、自分の手が『ユーカリ』の香りぷんぷんで真っ黒でべたべた。去年においては、たくさんのお客様にクリスマスリース作りにご来店いただき、毎日十人十色のリースをつくった私の両手は、とてつもなく強い香りに包まれていました。その一方で、『ユーカリ』香りによる気分安定の効果が疲れを上回ることってあるんだなぁと実感します。幼稚園のお迎えに行く自分の両手をみて、「素敵なんだか汚いんだかよくわかんないな…」と恥ずかしくも嬉しい日々。『ユーカリ』の香りを嗅ぐとヒバやクリスマスツリーよりも、クリスマスを感じちゃう、そんな自分に酔っている私です。

 

『ユーカリ』と一口にいっても600以上の種類があり、その中でもお店でよく使っているのが花屋でいう“銀世界”という種類の「ベイビーブルー(リトルボーイブルー)」。葉が肉厚で細かく枝分かれしているのが特徴です。そして持っただけで手に香りがつくほど香りが強い。これこそ私の両手が香りぷんぷんで真っ黒でべたべたの理由。毎年必ずこの品種を使い、『ユーカリ』だけのリースをつくります。

 

最初は『ユーカリ』だけだったリースに、毎週気になった花材を足していくのもオススメで、ブルーベリーの葉や、桃色のマユミの実、ウィンターベリー、野バラの赤い実など、その週に出会えた花材をあしらえば、自分だけの今年色が完成します。ドライになっていく変化を楽しめる『ユーカリ』の花言葉は、香りで記憶するかのように「記憶」「思い出」。ぜひまた新たな記憶に残る香りの11月をお過ごしください。

ユーカリ EUCALYPTUS

600以上の種類があり、70メートルを超える高さになるものから5メートル程で枝分かれする品種など様々。オーストラリアの先住民であるアボリジニが傷や病の治療をしていたことでも知られる。水分がきれいに抜けていくので、初心者でも美しいドライフラワーを作りやすく、ドライになる過程も爽やかな香りを楽しめる。

 

〈HOW TO POINT〉

リースはラフにクルクルっと巻いて、玄関や窓枠などお好きなところに飾ります。ドライになっていく変化を楽しみつつ、新しい葉や別の花材をお好みで足していくのもオススメ。大きめの花器に数本生けて楽しんだり、束ねてブーケにしたり、吊るしてドライにしたりと、シーンや気分に合わせて表情を変えられるのも魅力。