Lifestyle magazine
for modern family

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DATE 2018.10.18

映画『いろとりどりの親子』。6組の親子が写し出す、感動のドキュメンタリー。MilK会員へプレゼントも。

子どもと親。血はつながっているものの、違う人間であることは誰もが分かっている。しかし親は、子どもを思い通りにしたくて「言うことを聞かない」「言った通りにやってくれない」と怒ることが多い。自分と子どもの違いを受け入れる。子どもを1人の人間と認識し育てることは、最も重要なことだろう。それが普通の子どもと違う障がいを持っていたり、マイノリティであれば、なおさらだ。

 

映画『いろとりどりの親子』では、子どもがダウン症、低身長、自閉症、犯罪者、LGBTという6組の親子が登場する。それぞれが違いに直面し、困難を乗り越えていく様子を静かに描いている。

ダウン症のジェイソンは「ダウン症でも学べる」と信じて学び続けたおかげで、会話も読み書きもこなせるようになる。幼少期にTV番組『セサミストリート』に出演し、著書も発表。44歳になった今はラジオ局に勤めながら、友人3人と共同生活を送っている。

自閉症のジャックは、2歳までは普通の赤ちゃんだった。言葉を話さない息子を案じた両親が医者に診せると自閉症と診断される。音楽療法、理学療法など、ありとあらゆる療法を試すが失敗。しかしタイピングを取得することで気持ちを伝えられるようになり、ジャックはのびのびと生きられるようになる。

低身長の夫婦、リアとジョセフはSNSで知り合い、4年の交際を経て結婚。2人は子どもを望み、「低身長児の子が欲しい。でも普通の身長の子も育てられる」と話す。めでたく娘を出産し、2人で子育てに奮闘する日々を過ごしている。

重罪を犯してしまった青年トレヴァーの家族も登場する。当時トレヴァーは16歳、家族から愛されて大切に育てられたトレヴァーの事件は、家族から多大なものを奪っていった。しかし、家族の絆を深まらせたきっかけになったと振り返る。トレヴァーは終身刑になり、新たな場所で家族は暮らし始めている。

映画の原作であるノンフィクション本『FAR FROM THE TREE』の著者アンドリュー・ソロモンも忘れてはならない。ゲイであることを両親に受け入れてもらうまで、長い時間がかかった。その過程で、家族の本質探しを思い立ち、10年をかけて300以上の親子を取材して本を発表。その後、父親からの祝福を受け、めでたくパートナーのジョンと結婚し、子どもをもうけた。

とりわけ心を揺さぶられたのは、トレヴァーの家族だ。犯罪者の家族というレッテルを貼られ、事件後には普通に住むことや生きることさえもままならない彼らが、表舞台に出てきてくれたことに驚いた。そして語られる言葉、ひとつひとつが重たくずしりと胸に響く。

 

母親は「赤ちゃんの時にもっと眠らせれば良かった」「母乳をもっと与えれば良かった」と戻れない過去を後悔する。父親は「死を考えた」「私が死んでも償えない。一生をかけて償うしかない」、トレヴァーの弟や妹は「兄は大切に育てられた」「どんなに愛しても間違いが起こることもある」「子どもは持たない」と話す。

 

母親は、刑務所にいるトレヴァーとの電話の後に「やっぱり愛している」と言う。全てはこれに尽きるのだと思う。親の愛は普遍的で、違いを受け入れるのはその次だ。普遍的な愛があるからこそ違いを認識でき、受け入れることができる。しかし理屈や先入観、持論などが混ざり、受け入れるまでに時間がかかることもある。それができて初めて、希望や新たな道を切り拓いていくのだ。

多様性が求められる今の時代、「勉強が苦手」「友達ができない」「障がいがある」「ゲイである」「バイセクシャルである」は、違いのひとつに過ぎない。まずは家族や子どもの“違い”を受け入れることから、一歩は始まる。そこから地域、社会、世界へと広がっていく。

 

『いろとりどりの親子』を観ると、親と子が全く違うことを改めて痛感する。そして隣は隣、うちはうち。愛や幸せの形は無限にあるのだから、ルールや思い込みにとらわれずに、いろいろな世界をのぞくことが大切だと気づかされる。そのきっかけにひとつに『いろとりどりの親子』は、大きな役割を果たしてくれるはずだ。

〈MilK JAPON会員にスペシャルプレゼント〉

今回は特別にMilK会員に向けて、『いろとりどりの親子』の試写会招待券をプレゼント! ぜひご応募ください。

 

〈プレゼント内容〉

・『いろとりどりの親子』試写会招待券

日時:11月8日(木) 18:30開場/ 19:00開映  ※本編上映時間 93分
場所:ユーロライブ(渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 2F)

登壇イベントの予定あり
登壇者:坂本美雨さん、レイチェル・ドレッツィン監督
※登壇者は予告なく変更になる可能性がございます。

 

ご招待数:5組10名様 ※1組2名(大人1名+子ども1名)

締切:10月30日(火)12:00/ 当選者告知予定:10月31日(水)

 

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*当選者様には、当選メールをお送りしたのち、試写会招待券をご登録の住所に送付させていただきます。