そんなふう 01

 授かったらいいな、と思っていたことが現実になり、つわりも始まってお腹はどんどん大きくなって、胎動で目を覚ます夜もあった。でもずっと半信半疑というか、ほんとにいるのかな、ほんとに産まれてくるの?という感じで妊婦ライフを過ごしていた。だから出産準備もピンとこなくて、新生児用の産着とか、ベビーカーとか諸々揃えなくちゃいけないものをお店に買いに行っても毎回どれを買えばいいのかわからなくなってしまい、結局店内に並んでいるさまざまな品物をぼうっと見るだけでなかなか買えなかった。最終的に臨月になってからやっとなんとか短肌着2着とロンパース3着とおくるみを購入して、ベビーカーは友達に譲ってもらった。ベビーベッドは周りの子どもを持つ友人全員にレンタルがいいと思うよ〜と言われたので素直に従った。予定日の10日前にベッドが届いて急に現実味を帯びて来た。想像以上に大きなそれは、部屋の空間を圧迫するだけでなく、無言の重圧を感じさせられた。不安と喜びがごちゃ混ぜな妊婦ライフ。どちらかというと不安の比重が高いということになるべく気がつかないように過ごしていたのかもしれない、と出産を終えたいま振り返ると気がついた。
そんなふうにして始まった赤ちゃんと過ごす日々。この場で文章を書くことによっていろいろな気づきが増えていくのではないかと期待しつつ、それを読んでくださる方々とシェアしていくことができればいいなと思う。
DATE 2016.09.28
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