ユニークすぎることばの絵本

気になるテーマの絵本を3冊セレクトしてお届けする絵本ガイド。今回のテーマは「ユニークすぎることばの絵本」。数ある学びの絵本の中でも文字や言葉を斬新な切り口で紹介している絵本をご紹介。遊びながら言葉の奥深い世界へ誘います。
『よめるよめるもじのえほん』 作/こくぼみゆき 絵/しもだいらあきのり デザイン/下山ワタル あかね書房 本体1,200円(税別)

文字を読むよろこびを共有する 『よめるよめるもじのえほん』。

「てんてんやまるがつくとおもしろいおとになる」。たとえば、「ぴかぴか」、「ぎらぎら」とか。「ちいさいもじがうしろにつくとおとがはねているみたい」。たとえば、「ちぇっ」、「しゅっ」とか。そんな、文字のルールをわかりやすく、視覚的に楽しんで子どもたちに伝える文字についての絵本です。文字が読めれば、だれの持ち物か、それが何なのか、わかる。ふりがながあれば漢字だって読める。読めることでたくさんの世界が広がることを教えてくれます。下平晃道の色彩感覚豊かでポップな挿絵も、文字が読めるわくわく感をさらに膨らませてくれるはず。

『LEMONS ARE NOT RED』 作/ローラ・ヴァッカロ・シーガー 洋書

シンプルなしかけで色と言葉を知る 『LEMONS ARE NOT RED』。

『いぬとくま』シリーズなどを手がけるニューヨーク出身の女性絵本作家、ローラ・ヴァッカロ・シーガーによる色と言葉の絵本。構成はとにかくシンプル。「Lemons are not RED」というテキストと赤いレモンが登場。しかし、ページをめくると「Lemons are YELLOW」と切り抜かれた同じレモンが黄色くなって現われます。それから、同じように否定文と肯定文が交互に登場し、「not」の使い方や英語での「色」の表現を知ることができます。絵もとても美しく、日本語で読んであげても、英語で一緒になって読んでも楽しい1冊です。

『ことばあそび教室』 作/中川ひろたか 絵/100%ORANGE のら書店 本体1,400円(税別)

しりとり、ことばならべ、だじゃれまで! とにかく楽しい『ことばあそび教室』。

「ことば」を使った遊びがたくさん詰まった1冊。しりとりだけでも7種類! 「たべものだけのしりとりをしてみよう」「もじのかずをきめて、しりとりをしてみよう」など、しりとりの面白いルールがたくさん登場します。ほかにも「あいうえお」をならべて文章をつくったり、かぞえうたを考えたり、「おと」はおなじでも「いみ」がちがう言葉を探したり、大人でも「うーん」と、考え込んでしまうような複雑な「ことばあそび」をたくさん提案してくれます。1日1ページなど、どの「ことばあそび」をやってみるか選んで子どもたちと一緒に遊ぶと面白そう。どんな言葉が出てくるか、子どもたちの自由な発想を引き出してくれそうです。

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MilK JAPON #34
Spring-Summer 2017