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for modern family

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DATE 2018.04.16

人気ブランド〈WOLF & RITA〉のクリエイターが切り取る“TOKYO”とは?

東京でシューティングを行った〈WOLF & RITA〉クリエイティブチームにインタビュー。

アートからインスピレーションをうける〈WOLF & RITA〉のコレクション。アートを愛するクリエイティブチームからデザイナー CLAUDIA、美術担当兼フォトグラファー CARLOS。そしてブランド総括 SONIAと、ブランドモデルでもあるお子さん AFONSORITAが来日。CARLOSが東京を切り取った。

 

〈WOLF & RITA〉の歴史は30年以上、とても長い。ポルトガルに生まれたシャツ製造メーカーから始まる。長く培われた経験、技術、高品質をベースに、そこに洗練された美しいデザインが加わり、唯一無二のブランドが出来上がっている。

Q. 毎シーズン、“ART”に因んだコレクションテーマに?

「アート、アーティストや音楽などをテーマに服作りすることは多いです。それだけではなくParisの古本屋でたまたま見つけたイラストの本。そこからインスピレーションを受けたこともあります。例えば2017秋冬は、コンセプチュアルアーティストでもある JOHN BALDESSARIがテーマでした。彼のメッセージの1つである“NO MORE BORING ART”。新しいものをつくり続けていきたいという私たちの気持ちがそのメッセージにとてもマッチしたので、彼をテーマに服作りしました」

Q.自分たちらしい子ども服づくりのためのこだわりとは?

「シャツメーカーとしての歴史をベースに持っているので、クオリティには常に意識を向けていて、子ども服であっても、品質や縫製に強いこだわりがあります。また、どの服も唯一無二であるということ、そこをきちんと考えながら細かく注意深く作っています。また洋服を通して、そのシーズンのテーマが1つの絵として見えるように意識して作っています。だから私たちにとってコレクションテーマはとても大事なんです」

Q.東京はどんな場所ですか?

「今回が2回めの来日でした。東京は、驚きがたくさんある場所。色々な文化がミックスし、調和されているこんな場所はなかなか無いと思います。例えば、小道を歩いていたら文化財に出合ったり、個性的なファッションであったり、インスピレーションを得られる素材がたくさんある。来日するにあたり、東京を歩きインスピレーションをもらって、これからのテーマに反映出来たらという想いもあった」

Q.東京滞在では、どこをまわりましたか?

「渋谷、原宿、青山、表参道、代官山、中目黒、新宿、池袋、銀座、 浅草、井之頭公園、三鷹の森ジブリ美術館、山梨、それと富士山です」

Q.フォトグラファーでもあるCARLOSは、福島へ足を運んだこともあるそうですね。

「地震の4ヶ月後に行きました。福島の上の方まで足を伸ばし、津波や地震の後の風景を写真にとりました。テレビの情報だけでなく、自分の目で確かめたかった。だからすぐに足を運びました。破壊されたものを見たいとかいうのではなく、そこにしかない真実、現実を知り、写真におさめたかったんです」

Q.東京を歩きながら、写真を撮り続けていた彼が最も気に入った場所とは?

「彼が写真を撮ることに夢中になるあまり、なかなか目的地にたどり着かなかったわ」と女性チームは笑いながら言う。

 

「僕にとっての1番は新宿です! 森山大道や中平卓馬など、僕自身が影響を受けた写真家たちととてもつながりの深い場所であるからです」

Q.一方、子どもたちが最も気に入った場所とは?

「キディランド!!もう何時間でもいられるくらいだった。子どもだけでなく、私たち大人もとても興奮して楽しい場所だったわ。ジブリの森も親子どちらも楽しめました」

Q.東京を一言で言うと?

「迷路」「完璧」「両極」

「観光スポットではない場所の方が、興味深い場所がたくさんあった。何気ない道や建物。そういった何でもない場所に色々な発見がありました」というCARLOS。

彼の切り取った東京は、私たちが見ている東京とはまた違い、新鮮で面白い。

今回の来日で、混沌とした文化、建築、アート。東京の魅力を堪能していた〈WOLF & RITA〉クリエイティブチーム。

日本のアートが、彼らの洋服作りのテーマとなる日がいつかくるかもしれない。

〈WOLF & RITA〉2018SSのテーマは「HI MISTER W!」。子どものような純粋で単純かつ鋭い視点での革命的な表現を得意とする 70年代のアメリカ人アーティストからインスピレーションを得た、力強い色と独特のグラフィックあふれる春夏新作も見逃せない。