Lifestyle magazine
for modern family

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DATE 2018.02.01

FEBRUARY / チューリップ

花に触れるほど、暮らしは豊かになる。〈The Little Shop of Flowers〉代表であり、自身も母である壱岐ゆかりさんが、季節の花を選び、暮らしに寄り添うカタチを提案。ルールに縛られず、肩の力をすっと抜いて。花をもっと身近に楽しみましょう。

見るたびに心弾む
のびやかで、自由な花。

大寒波が訪れた今年の冬。「雪が思いのほかたくさん積もったから、息子を幼稚園に預けにいくのも必死でした!さぁ、はじめましょう」そう言って、まだ蕾の『チューリップ』をストーブの前に並べた壱岐さん。「今は無理矢理こうして咲かせてしまうけど、蕾から咲くまで、咲いてから開ききって散るまでの姿が愛らしく、かっこいいのがチューリップ。その可憐でエネルギッシュな姿には、子どもも大人も魅了されますよね。息子を初めて花市場に連れていった時に、好きな花を選んでいいよって言ったら、真っ先に手にしたのが赤いチューリップでした」。ピンク、紫、黄色、オレンジ。少し毒々しいものから清楚なものまで、個性豊かな品種が豊富に揃う。「生ける時は、腐りやすいことから葉っぱは極力取るように、と言われているけれど、水換えがちゃんとできるなら、なるべく残したい。この葉っぱも私にとっては魅力的で個性のひとつだから。花器は葉や茎のフォルムが楽しめるクリアなものを選んで。チューリップは購入時真っすぐでも、飾っているうちに自然とカーブしてきて、まるでお辞儀をしているような様がとっても愛らしいんです。日の動きに合わせて開いたり閉じたり。自由に変化する姿は一瞬も飽きる隙がありませんよ」。雪雲が去った明るい日差しに、きらきらと息づくチューリップが、冷たい冬をゆっくりと溶かしていく。

チューリップ – TULIP
ユリ科の球根植物。世界中に数千品種の野生種、原種が存在し、花色、形状、花丈、咲き方など様々。陽が昇ると花が開き、夕方や曇りの日は閉じる動作を繰り返す。生けた後でも動き、伸びる。蕾の状態も十分に可愛らしく、開花のない若い時期から楽しめる。クリアな花器が好相性。気に入った数品種を合わせたり、同時期が旬の『スイートピー』と合わせるとより可憐な印象に。