03 親子がクラスメートのように暮らす家

アートがあるライフスタイル。憧れるけど子どもがいるとなかなか……、と思っていないでしょうか。そこで、生活空間になじみやすい“写真”をテーマにインテリアを考える短期連載をスタート。第三回目となる今回は、MilK JAPONともたびたびコラボレートしているholidayさん(holidayさんの公式サイト)の自宅を訪問しました。

食、デザイン&アートをテーマに活動している「holiday」のアートディレクターの堀出隼さんと料理家の美沙さんご夫妻。7歳の謡くん、5歳の鈴ちゃんそしてダルメシアンのガーゼにシーズーとマルチーズのミックスのブンで構成された堀出ファミリーが暮らすのは、葉山の高台に建つ家だ。数年前から葉山に移住し、そこでの暮らしが気に入ったことから現在の家を建て、今年で3年目を迎える。
「葉山の暮らしはオンとオフをきっちりわけるんじゃなくて、ゆるくバランスよく過ごせる感じがいい。サーフィンはしないけど、海を見ると落ち着くし。砂浜に子どもと絵を描いているのは最高に楽しいですよ」と隼さん。
現在の家をつくるに当たって設計士と相談してコンセプトを決めたという。
「“クラス”というテーマにしました。親と子、子と子が“クラス”メートみたいに“暮らす”家。さらに、“クラス感”つまり上質であること。単に贅沢というわけではなく、質のいいものに囲まれて“暮らす”といういくつかの意味を込めてみました」

「クラス」がテーマという堀出さん宅では例えば、隼さんのアトリエは “図工室”という位置づけに。自身作品や画材などと並んでお子さん達の絵が所狭しと飾られている。サーモンピンクの壁には、イエローコーナーで選んだ写真も立てかけられていて、「あえてこう言う写真を置くのもいいかなって。子どもがいるからといってなよなよとしたかわいさではなく、少し毒というか大人っぽいものでも意外と子どもは楽しい」
一方、ケータリングサービスやレシピ開発の仕事をしている美沙さんの仕事場でもあるキッチンは家庭科室。グレーの壁に、キッチンツールがかけられ、機能的で使い勝手のいいスペースで、多いときはここで数百人もの料理を作ることもあるという。
このふたつのスペースは、隼さんの仕事場と、美沙さんのキッチンのスペースは扉を閉じるとフレームのようになる。
「“毎日の日常を切り取る”という意味でこんな仕掛けを作りました」
なるほど、確かにそうして見ると、フレームの中でふたりが仕事をする様が、意味が出てくるような気がしてくるから不思議だ。
「ド派手なクリエーションに囲まれるより、毎日少し楽しい暮らしというのを目指したいな、と。近々ロフト部分に本を置くことにして、そこはウチの“図書室”になる予定です」と隼さん。
堀出ファミリーの“クラス”はこれからももっともっと楽しくなっていきそうだ。

 

 

>>次は子どもはクリエイターのひとり

2017.05.14(日) - 2017.05.14(日)
2017.5.14(日)

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