Lifestyle magazine
for modern family
DATE: 2017.09.21

フォトグラファーのアナ キューバが日本で撮り下ろした『#StellaKidsBy』シリーズの最新作をお届け!

ステラ マッカートニーがアーティストやクリエイターとコラボし、自身のコレクションを再解釈するプロジェクト「#StellaBy」。第1・2回には映像監督のフィリッパ・プライスをコラボレーターとして迎えメインコレクションにフィーチャーしたが、今回は初のキッズコレクションをフィーチャーした『#StellaKidsBy』を発表。

フォトグラファーのアナ キューバが撮る、日本の子どもたち。

畳の上で遊んだり、座って食事をしたりする日本の子どもたちの家庭風家が、アナらしいかざらない、柔らかい雰囲気の写真におさめられています。ソフトな色彩で魅了する彼女の作品は、被写体の隠れた深みを映し出します。彼女のこれまでの作品や、今回の撮影でどのようなインスピレーションを得たのか話を聞きました。

Q.写真を始めったきっかけは何ですか?

 

大学では映画を専攻しました。研究はとても面白かったですが、他の何にも頼ることのない、写真が与えてくれる独立感に魅せられてしまったのです。映画とは異なる被写体を捉える写真特有の即時性も好きです。写真でイメージを作り上げるプロセスが私の性格に合っているんだと思います。

 

Q.スペイン出身で、今はロンドンを拠点にされていますね。それぞれの都市はあなたの作品にどのような影響を与えていますか?

 

スペイン出身なので、私は美しい自然光で撮影するのに慣れていました。でも、ロンドンではほとんどスタジオで撮影するので、写真へのライトの使い方を学びました。なので、年に数日しかないロンドンの晴れ空に頼る必要もないんですよ! また、ロンドンは仕事を見つけるのに最適な場所です。もちろん競争は厳しいですが、ある意味それが楽しい部分でもあります。

Q.ファッションから地形調査まで、幅広い仕事をしていますね。自分の仕事をどう表現しますか?

 

私は分野を超えて仕事をすることを楽しんでいます。それこそが、私の仕事で大好きな部分です。違う立場で色々なバックグラウンドや経験をしてきた、まったく異なる分野の人々と出会えることは、この仕事の特権だと思っています。私は、ファッション、報道のどちらかを選ぶことはできませんでした。結局、全部やりたかったんです!でも、何を撮影していても、ビジュアルという観点から私の作品には一貫性があります。

 

Q.お気に入りの被写体は何ですか?

 

1つを選ぶのはとても難しいです。私はファッションフォトグラフィーの自由さが大好きだけど、私がしていることで1番好きなのは、今まで行ったことのない場所を旅しながら撮影することかしら。私は新しい土地に上陸した瞬間に、ある種特別な高揚感を得て、すべてを探索したくなってしまうんです!

Q.今回のプロジェクトは日本での撮影でしたね。作品のコンセプトと日本からどんなインスピレーションを受けたかお話していただけますか?

 

大学時代に観た小津安二郎監督の「おはよう」というコメディ映画からインスピレーションを得た作品に仕上げたいと思いました。 映画は1950年代後半の東京郊外が舞台で、2人の兄弟がテレビを買ってくれない両親に対して無言のストライキをするというストーリーです。とてもシンプルなアイデアなのに本当に丁寧に作り込まれている作品で、映画全体の照明とセットが非常に美しいのです。東京郊外という場所から映画に出てくる子役に似た男の子2人のキャスティングまで、私は小津監督の世界を主なインスピレーションとして使いました。

 

Q.ステラキッズは遊び心溢れるコレクションですが、今回の撮影に影響を与えましたか?

 

私は1950年代の日本の家庭生活を再現したいと思っていて、ステラキッズのウェアは私が作り上げようとしていたイメージにぴったりでした。特にマウンテンプリントのセーターがお気に入りです。

Q.子どもたちとの撮影はいかがでしたか? 

 

とても楽しかったです! とてもお利口でしたし、お母さんたちは子供たちが撮影に集中するようサポートしてくれました。小さいほうの男の子、オトヤくんですが、ある時本当に畳の上で寝てしまったんです。でもお母さんが起こしてくれました。本当にかわいかったんです!

 

Q.日本での経験を聞かせてください。 

 

このストーリーのようなプロジェクトを撮影するために最近1か月日本に滞在しましたが、絶対必要だと思ったので、少し休暇もとりました。そんなに長い期間1つに国にどっぷりと浸かるのは信じられない体験でした。日本はすべての面において、私が慣れ親しんだ世界とは違っています。時々、歩き回るのが大変な時もありますが、少し道に迷うのもいいじゃないでしょうか。

 

Q.今後のプランを教えてください。

 

ロンドンで引く続き作品に取り掛かることを楽しみにしています。少し仕事中毒気味だったのですがしっかり休んだので、今は元気いっぱいです。