“かわいい”の正体を探して...

問題発言?

2011.01.09

こういう仕事に身を置きながら、

こういう発言はリスキーであると認識しているけれど、

そもそも、「著作権」とは人類に取って本当に

必要なのだろうか?とここ数年、思っている。

 

いや、必要なのだろう、現状の社会では。

その構成単位である会社組織に帰属しながら

それを前提に、各種ルール(というか法律?)を

極めて従順に遵守しているし、その理解に深めようと努力している。

 

でも、ときどき、やっぱり、自分の中にもともとある

違和感がむくむくと立ち上がってくる。

 

『GIGAZINE 未来への暴言』を読んでいて、

著者であり、Gigazineを主宰する山崎恵人氏が

「『著作権ビジネスの崩壊』はもう始まっていますし、

避けることはできないはずです」と、力強く断言している箇所を読んで

またしても、やっぱりそうなるのかぁと思う次第。

 

そもそも、著作権は侵害されなければ、

著作者やその関係者、関係のある営利団体に実害は生じない。

著作権法はそれを、牽制、警告する意味合いが大きい。

 

編集者のみなさんなら、よくご存知だと思いますけど、

いろんな企業が入れるべしと念押ししてくる、

あの忌まわしき(いや、煩わしきかな)、通称マルシーマーク。

あれも、入れなかったら法に抵触するというものではありません。

まぁ、その後の取材活動に支障がでるなど、

両者の関係性が悪化する可能性はありますが。

 

 

 

著作物による収入が著作者の次の創作活動の原資になる。

 

もちろん、その原理原則はよく分かるけれど、

個人や特定企業の利益保全よりも、

社会全体の公益を考えたとき、

文化的発展を 阻んでいる側面がある

かもしれないのではという感じがする。

 

エゴイスティックに権利を主張する社会よりも、

先人の知恵や創作活動を心からリスペクトする

マナーやモラルを育む教育を国が率先して

未来のこどもに施す社会のほうが健全じゃないかな。

 

そういうポジティブなパワーはいつか

ネガティブな思考、行動を駆逐するはず。

 

 

 

真の意味で、「多様性(いきとしいけるものを含む)の容認」の

考え方が広く隅々までこの地球に浸透したあかつきには、

パクリ、著作権侵害なんてものは根絶される。

 

というのは、あまりにも楽観的だろうか。

 

「絶滅に瀕している種を保護する」

「(人間が)他の種の生存を脅かさない」

というふるまいは、ぼくにはどこか

「自分以外の個人を認め合う」、そして

「他人の創作活動を尊重し、そのコピー行為を行わない」

というふるまいと、似ていると思ってしまう。

 

「多様性の容認」という、根っこを人間が

正しく理解しているという点で。

 

 

 

一度やった企画を、もう一度焼き直すのには抵抗があるし、

ましてや、他誌で既視した企画をリメイクするのはなおのこと。

同業者には共感してもらえるだろう。

 

でも、“偉大なるマンネリズム”として、

「なんとなく見たことがあるもの」は世の中に蔓延している。

 

 

 

今ひとつ考え方がまとまっていないので

取っ散らかってしまうけど、今の自分には、 

自身のブログをコピーフリーと公言している

内田樹氏が、とてつもなくすなすがしく感じられる。

 

 

  

 

珍獣キタバラシ???

2010.12.14

全国のワークショップや展覧会に

ひっぱりだこなツペラツペラのお二人による

tupera tuperaの森』に行ってまいりました。

 

ファンにはもちろん、絵本やアートが好きな方なら

必ずや響くであろう、ツペラツペラワールドの

集大成とも言うべき内容。

 

時節柄、出品されていたオーナメントは特にリコメンド。

亀山さん大プッシュのタコと迷った挙句、私はこの鹿??を購入x2_3bf255f.jpg

ぜんぶ、カッターで一つ一つ穴や外枠を切り出しているハンドメイドの作品、

一点ものだから、とっても愛着が沸いてきます。

 

そしてそして、もう一つ。

 

旭山動物園でしか購入できない、その名も

「へんてこどうぶつえん」

DSC_1512.JPGDSC_1510.JPG

同園内で人気のアニマルちゃんの顔が描かれ、4分割された木片。

それらを自由に組み合わせて遊ぶパズルなのですが、

そのパターンが驚くなかれ、504通り!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

早速、トライしてみました。

DSC_1511.JPG

キタバラシ

 

 

 

 

 

 

 

 

結構、ハマります... 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

絵柄とともに、名前もきっちり4分割されるので、

思いもよらぬ珍獣が命名されてしまう面白さが斬新!

 

 

 

 

お気に入りのアニマルが完成したあかつきには、

その独特な表情をウッドフレームに収めて

飾ることができるすぐれもの。 

 

さすが、無印良品バージョンも含め累計13万部の

スマッシュヒットを記録したインタラクティブ絵本

かおノート」(現在、パート2も発売中)を手がけた

お二人による着想がきらりと光っています。

 

数あるアイテム群から選ばれる

「2010 旭山動物園グッズコンテスト」の

栄えあるグランプリを受賞したのもおおいに納得。

 

 

赤ちゃんが最初に認識するのは、

人の顔(もちろん、まずママ)といいますし、

世の中が多様性に向かっていることを考えても

ぜひお勧めしてみたい知育玩具です☆ 

 

 

 

 

北海道に行かずとも、購入できるチャンスですよ~

 

 

奇跡の一瞬について思う。

2010.11.06

10年前、ロンドンに行ったときに購入した写真集。

BBC傘下の雑誌「BBC wildlife」と大英自然史博物館

毎年、共同で実施している同名の写真コンペティションをまとめたもの。(写真は2000年度版)

R0050057.JPG

なんべんもなんべんも、繰り返し見ているけれど、

本当に絵の中に引き込まれる写真ばかり。

そして、真に美しいものはすべて自然界にあることを再認識させてくれる。

 

と、同時に“一瞬”という時間の素晴らしさについても。

 

写真という表現形態が優位を保っているのは、

絶え間なく流れるシーン、時間性、映像的文脈の中から

「ここぞ」という決定的瞬間を切り取ることへの執念だと思う。

 

見れば見るほど、そのフレームに収められた世界は

圧倒的な存在感を持っていて、現場に居合わせなくても

その感動をシェアできる素晴らしい写真のみが精選されている。

 

 

人間の生活圏なんて、地球のごくわずか。

この星がいきいきと胎動していることを、

そこに生きる命とのその多様さを、 

一日や季節の移ろいが見事な景色を織りなしていることを

教えてくれるグレイトティーチャー!!

 

文明が一切、介在しない神々しい世界。

 

 

 

 

 

たくさん見なくていい。

 

 

とびきりすてきな、たった1枚を見る。

 

 

写真を見る態度が大きく変わった、その転機と言えそうな気がする。

 

 

 

 

10年が経って、情報や映像の総量は天文学的に増え、

そして、今なお増え続けている印象がある。 

 

目の前を漫然と通りすぎていく景色。

 

 

流されそうになるけれど、主体的に見る、

目を凝らして見る、時間をかけて見ることを

人間はときどき、やったほうがいいんだろうなぁと思う。

 

 

 

想像を絶するプロセスを経て、最終的に1枚に絞られた。

そういう潔さを持つ写真には、心から胸を打たれる。

 

ブルーノ・ムナーリ

2010.08.14

横須賀美術館で開催中の「ブルーノ・ムナーリ展」に行ってまいりました。

機会を逸して、あれよあれよと、会期も残すところあとわずか。

 

親日家で、日本のこどもたちにもたくさん夢を与えた

デザイン界の巨星、ムナーリさんはこう言っています。

 

 

 

『子どもの心を 一生のあいだ

自分の中に持ち続けるということは

知りたいという好奇心や

わかる喜び 伝えたいという気持ちを

持ち続けること』

 

 

 

 

作品の数々や、制作の過程、何かを生み出すための哲学や理念。

そうしたものに触れるたび、この方は産業化された社会で

いかに人間らしく生きていくかの問いを、自身の活動を通じて

示し続けてきたんだなぁと、感じました。

 

 

 

R0019971.JPG

色紙がさまざまなフォルムで綴じられている冊子。Libro illeggible MN1

 R0019974.JPG

平凡社から出版されている本書「ムナーリのことば」は、

本誌AD野口孝仁さんが装丁を担当。

訳者である阿部雅世さんも、日伊の懸け橋となり、

ワークショップなどを通じて未来のこどもへ日々、エールを送っておられます。

 

余談ですが、阿部さんと原研哉さんとの対談集「なぜ デザインなのか。」(平凡社)では

こんなエピソードが披露されていました。

 

 

「バンドエイドは、肌色にできないんですよ、いろんな肌の人がいるから」

 

 

興味深いですね。

 

 

 

 

 

 

 

その昔、ミラノ出張の時に古書店で偶然、

見つけたムナーリさんの本は5分冊で、VOL4だけ欠品(惜!)

R0019979.JPGR0019981.JPGR00199844.jpg

それぞれ、「線画」「かたち」「赤」「素材」と

アートやデザインを構成する要素を、

無限の可能性を持つという確信のもとに解説した

クリエイティブ指南書ともいうべきシリーズ。

 

 

改めて、後世のクリエイターに与えたムナーリさんの影響、

彼が残してきた功績の偉大さを実感。

 

 

ちなみに、8/28(土)、29(日)の両日は

キッズシネマの名作「赤い風船」が同美術館で

無料上映!!!!(野外シネマパーティ

されるので、展覧会と併せて要チェック!

 

海がすぐ目の前という絶好のロケーションで

すてきな美術館ですよ☆

 

 

 

 

田辺あゆみさん、藤代冥砂さん夫妻、龍之介くんにばったり、

asacoさんファミリーにニアミス、そんな1日でもありました。

 

2010.03.02

予想以上の反響にびっくり
(予想してないんかい!)しているミルク編集部ですが、
各方面から、熱~いメッセージをいただき、
思わずテンションあがって、るんるん仕事しています。

本当にみなさまありがとうございます!!



ところで、
民営化して、悪者扱いされることも多い日本郵便。

おなじみの方も多いかもしれませんが、
かわいいグッズが密かに結構あるんですよね。

郵便局で扱うそれらの品々を一手に引き受ける会社、
ポスタルスクウェアのアートディレクションが冴えています。


こちらは、見たまんま、ポスト型のスティックのり。

PAP_0064.JPG





ご当地フォルムカード、いいですよ~。
日本は本当にバラエティに富んでいて、旅に出かけたくなります。


みなさんの地元のカードのランキングをあげるべく、
たくさん買ってたくさんお手紙書きましょう!  本日時点で1位は、沖縄。



というわけで、明日はこちらが発売に。




 

 
  • 1/1