“かわいい”の正体を探して...

イクメンブームにも貢献した女性?

2012.02.15

障害者郵便不正事件でえん罪により

収監された(当時、 厚生労働省雇用均等・児童家庭局長)

村木厚子さんの著書『あきらめない』を読みました。

 

村木さんといえば、

それまで、1年間の育児休暇後は

通常勤務で復職しなければならなかったところを、

3歳までは時短で勤務できるように、

そして、父親も育休を取りやすくすべく、

法改正に尽力したことでも知られます。

 

イクメンブーム(?)につながる

流れを作ったのも彼女といえるでしょう。

自身も、厚労省発の造語でいちばん

成功したのが、「ハローワーク」と

「イクメン」ですと、分析。

 

彼女が逮捕された当時はまさに、

その育児法改正法案が

国会で成立するタイミングでした。

 

「女性の社会進出により、

彼女たちがこどもを産まなくなった」

という意見、指摘に疑問をいだき、

女性が働くための法整備が進んでいる国のほうが

出生率が上がっているという認識にたち、

女性が働きやすく、こどもを持ちたい人が

持てる社会の実現に向けた政策を

常に考えている方なのです。

 

ちなみに、2001年の省庁再編で

統合された厚生省と労働省。

その中で当時、縦割りだった労働省の女性局と

厚生省の児童家庭局を一つにしたのが、

村木さんが局長を努めたいた

雇用均等・児童家庭局。

 

 

 

「村木さんになりたい」ではなく

「村木さんでもできた」という

“普通の人”のロールモデルになりたい。

その思いで、官僚として

キャリアアップを重ねてきたその軌跡。

極度の人見知りであった彼女が

いかにその階段を上り詰めていったかが

興味深く書かれていると同時に、

後半は、そんな「普通」を自認する

彼女が突如、逮捕されるという悲劇に

見舞われたその顛末、一部始終を

実際に報道された内容や、大阪地検特捜部の

生々しい取り調べの様子、そして

村木さんの家族との絆でこの難局を

乗り越えたエピソードなどで

振り返っています。

  

逮捕直前、取り調べを担当した検事を前に

ご主人に「たいほ」とメールを

こっそり打つスリリングな場面。

読み手の緊張感も一気に高まります。 

 

ご主人、2人の娘さんから

村木さんに宛てた手紙も載録されていて、

これがとっても愛情と尊敬にあふれていて感動的。

 

思わす笑ってしまったのが、

村木さん不在で家宅捜査に

立ち会った次女の述懐。

“樹海”と家族から揶揄された

(彼女の)部屋に入った

捜査官がすぐまた出てきて、

上司に、「ここは。無理です」と報告する場面。

 

拘置所では、本は外部との通信手段に使われていないか

チェックが行われた後に施設内に持ち込まれるそうですが、

読書好きの村木さんが所内で読んだ

全149冊のリストも巻末に記されています。

 

 

 

「私は仕事がつらい時、娘に

『ちょっと頭なでてくれる?』とお願いして

『よしよし』と言ってもらってます」と

チャーミングな母親としての顔を持つ彼女。

 

無罪となって復職後、 

現内閣府では政策統括官として

「待機児童ゼロ特命チーム」の

事務局長も兼務されている村木さん、 

今後のますますのご活躍を期待しております。

 

 

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ヒットシリーズの新展開

2011.06.07




発売中のMilKの特集「パラパラ・ピクチャー」で ご紹介した、
青幻舎のパラパラブックスシリーズが
満を持して第二弾をリリース。

 すでに発行部数が10万部を突破した第一弾の作家、
もうひとつの研究所に続き、 今回は、09年に映画化された
 『私は猫ストーカー』などで知られる 浅生ハルミン氏を起用。

見開きの両ページを使ってダイナミックに
展開される 脱力系猫ファンタジー。

『猫のあいさつ』と『クルクルパーマネント』の2タイトル



実に不思議なのですが、一度、最後までめくれば
ストーリーを 覚えてしまうのに、飽くことなく
何度も見て、そのたびにほっこりさせられるんですよね。

以前、山村浩二さんが、パラパラマンガを
「手の中で時間を制御できる楽しさがある」と
おっしゃっていましたが、まさにその通りだと思います。

指先で感じる紙束、めくる感触、微風と微音
その全てが、なんとなくくせになる。




以前、トムズボックスさんがフリッブブック
精力的にリリースされている時期がありましが
青幻舎さんにもぜひ、アーティストを変えながら
続編をどんどん作っていただきたいところ。



企画・装丁は、以前MilKのデニム特集で
すてきな"折り紙デニム"を披露してくださった
デザイン・ユニットCOCHAEさんがご担当。


発色のよい蛍光カラーとスミ文字の組み合わせが
視認性に優れ、アニメーションにリズムを与えています。




猫ちゃん好きの方へギフトにいかがでしょう?

ムーミン

2011.04.12

ムーミンといえば絵本も関連グッズも相当な数が

すでに出回っていますが、ありそうでなかった、

0最からの赤ちゃんを対象にした絵本がこのほど発売に。

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こちらは4分冊のボックスセット『ムーミンのちいさなえほんばこ

ムーミントロール、ムーミンママ、ムーミンパパ、フローレンがご登場。

 

一方、こちらは色、数、対義語などの概念を

読み聞かせで教えるシリーズ(写真は『ムーミンのはんたいことばのえほん』)。IMG_3658.jpg

 

最近、フィンランドメソッドなど、教育手法が話題にのぼる北欧諸国。

夏季を除き、夜が長~く家の中で過ごす時間が多いため、

照明や鮮やかなテキスタイル、食器などの

名門ブランドを数多く排出しているのは周知の通り。

 

こういった色彩豊かな知育絵本にも、

お部屋で床に座り込んで、親が子に読み聞かせる

ひと時を大切にするお国柄を感じ取ることができますね。

 

やっぱり、ムーミンファミリーのぷにぷにした

フォルムは癒し効果があるなぁと再認識。

 

笑いのチカラ

2011.03.25

被災地の映像を見て、ときどき思う。

こどもの笑いは、ふさぎこんだ人たちにとって

パワーのみなもとに違いない。

 

辛い現実、望ましくないことを案じる気持ちから

たとえ一瞬でも、離れることができて

愉快な気持ちにさせてくれる媚薬。

心がどうしようもなく弱ったとき、

言い知れぬ孤独を感じたとき、

何よりも利く処方箋なのだ。

 

つくづく、お笑い芸人の方はアーティストだと思う。

そして、こどももみなある時代、お笑いマスターである、とも。

笑いを自ら生み出そうとするときの、自由放埓ぶりったら、、、

 

“伝説の投稿ページ”。まさにその通り、コロコロコミック誌上で

かつて大人気だった連載コーナー「コロコロバカデミー」が

10余年を時を経て、一冊の単行本『こどもの発想』になりカムバック!!

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「バカドリル」でおなじみ、天久聖一さんによるこの本、抱腹絶倒です!!

 

 

シェークスピアをつかまえては、奇抜な命名で一刀両断!!amahisa.jpg

 などなど。

 

 

 

 「中には良識派の大人たちが思わず顔をしかめそうな、

幼稚なもの、下品なものもありますが、

私はむしろこうした子供たちの純粋な好奇心にこそ、

いい得ぬ魅力とリアリティを感じています」と天久氏。

 

そうなんです。

おとなが絶対、言わないような、バッドワーズが

不意打ちの奇襲攻撃をしかけてきて、失笑の連続。

 

涙が出るほど面白い珍回答の数々に、

こどもという生き物の本質を垣間見ることができると思います。

ついに、復刊

2011.03.04

ご自身のブログでも紹介されていますが、

待望の復刊おめでとうございます!!

 

ピエ・ブックスで初版、そしてブロンズ新社にて重版!

 

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経文折製本って、言うんですね。まさにその通り。経典のよう。

そして、処女作にして、すでに大物絵本作家の風格が見え隠れするこの1冊。

 

本当にすばらしい!

 

ことば、日本語の持つ情緒あふれるリズム、余韻。

国境を軽く飛び越えて多くの人に訴えるであろうグラフィック、

鮮やかで変化に富む色彩、そのすべてが

この独特な製本に調和、結実している感じがいたします。

 

 

そして、なんと裏面には新たに描き下ろし、、って

もう、サービス精神おうせいなんだから☆