どげんかせんといかん?
先日、かつて某社に勤められていた女性で
現在は主婦をされている方とひさしぶりの再開を。
7年ぶりぐらい??
特定されてしまうとご迷惑がかかるので
業界も、国内、外資系企業かも、伏せざるを得ませんが。
彼女はかつて「その会社」を離れ、
別の企業に就職、その後、第一子が授かった
タイミングで退職、第二子にも恵まれ
お住まいも当時から遠くはなれ、現在は東京に。
ひょんなことから、ごく最近「その会社」との再縁話が浮上。
わたくしも、当時の彼女の精力的なお仕事ぶり、
「その会社」の自社製品に対する並々ならぬ思いを知っていたので
そこを退社されたときは、かなり意外な感じがしましたし、
ゆえに、今回の再接近は、因縁めいたものを感じたものです。
で、「その会社」というのが、こどもに関連のある企業
というか、思いっきり、こどもを持つ親に密接した商品を持つ会社。
まどろっこしくてすいません。
彼女は2人の出産、子育てのばたばたが
ようやく最近、落ち着いてきて、働くことに対する
モチベーションがとてもありました。
MilK をやっている以上、彼女が「その会社」に
就職するとなると、取材やら何やらで
新たな交流がスタートするのは必然。
彼女のリクルーティングが気になってそわそわしていました。
ここでいきなり、結論。
青天の霹靂ですが、
破談になってしまったのです。
「その会社」の直接の採用担当者Xさんが
「新任者に期待するタスクが広範にわたり、
かつ相当量が予測されるので、フルタイムの方を探そうと思う」と
それまでの両者間の接近を根底から覆す決断を下してしまったのです。
彼女は当然、いまなお2児の子育ての真っ最中。
限られた時間をマジメントして、この任にあたろうと
生産性の高い仕事を全うする覚悟、準備が着々と進んでいたところ。
Xさんも、その状況を知った上で最初の面会の場を持ちました。
ここで、両者の接近のおさらい(説明が下手ですね^^;)
「その会社」の創業に携わり、彼女を高く評価していたY氏という人物がいます。
Y氏は当時は経営陣だったのですが、
現在は株主ではあるが経営からは離れています。
Y氏は今回の再縁をコーディネートした方で、
普通に考えたら、完全な外部のわたくしが聞いても、
この再縁は半ば、既定路線。いわゆる縁故入社のような流れで
話がまとまっていくものと理解できるプロセス。
にもかかわらず、話が現場レベルまで降りてきて、
いよいよ、X氏と彼女の面会が近づいたときに、
事態は暗転、不穏な空気が流れます。
彼女が不眠不休、徹夜で仕上げた緻密な事業計画書
(お話を聞きましたが、そんなに分厚いドキュメントを
私はつくったことなんかありません!)を手にしたX氏と
ファーストコンタクトのあと、音信不通に、、、
不安にかられた彼女が「その会社」のホームページを見ると、
なんと! 彼女の計画書の抜粋と思われるような
記述による求人の記事がアップされていたというではないですか!
つまり、こういうことをやるから、「フルタイムで働ける」
われこそはという方、ご連絡を、というような。
悲劇は、X氏とY氏がみごとに分断されていたということ。
彼女を適任と考え推しているY氏、意のままに使える人を探したいX氏。
そこに決定的なミスコミュニケーションが生まれていました。
Y氏が一線から退いていること、物理的な距離の隔たりを考えると
ありえない話ではありませんが、これは大いに同情の余地があります。
ここで、さきほどの仰天発言に戻ります。
「フルタイムの方を探そうと思う」、、、
ここがポイントです。
昨今、叫ばれている女性の産後の社会復帰。
政府はいま、女性による第一子出産後の就業継続率を
2017年までに55%に引き上げる目標を掲げています。
(現状は、約40%程度と思われます)
これには、言うまでもなく企業側の努力が不可欠です。
ましてや、そうした子を持つ親御さんが
主たる顧客層となる企業ならなおのこと。
よりによって、「その会社」でそのような
エピソードが生まれるとは、、、開いた口がふさがりません。
半導体作ってるとか、飲食店のフランチャイズとか、金融関係とか、
ぜんぜん関係ない業界なら、いざ知らず。
その会社はまさに、彼女のような方をメインユーザーに想定している、
先述のような、日本の企業社会の現状を変える一翼を担うべき企業。
彼女のだんな様は、
「きみの価値をそんなに低く見下す会社なんて、早く忘れなさい」と。
ふんまんやるかたない彼女。
それを聞いて、私は実にもったいない!!と思いました。
彼女にとっても(間接的には家族にとっても)、
「その会社」にとっても、引いては社会にとっても
これはいわゆる良縁では??と思えるほど、
彼女と「その会社」の相性はばつぐん(と、個人的には断言)
育児の当事者、働く女性としての問題意識、改善欲求、
そして何よりも、改めて、その会社の製品に対する造詣の深さ
(もちろん、それは愛情からくるわけですが)、
どれをとっても申し分のない彼女。
他の誰をすえても、それ以上の結果が生まれないのでは?
「その会社」、そこから生み出される製品を知る者として
やりきれない思いが募るのでした。
うちの奥さんも近く、産休に入る身。
まったくもって、ひとごとではありません。
